テレワーク用デスクと顧客ニーズ

今回、販売用不動産のリフォーム過程で、物件の押入れを改造し、リモートワーク用のちょっとしたデスク和室の押し入れであった所にスペースを設け、付けてみました。

椅子をそのまま収納することも、使わないときはパイプハンガーを利用してクローゼットとして使用することも可能です。
右手の棚にはプリンター置き場にもなります。
これは、先回の買取再販物件で、ウォークインクローゼットの中に、同様のデスクを作ったのですが、買主様が看護士の方でリモートワークはできず、そのまま収納として使われるとおっしゃっていたので、どちらでも使えるように工夫してみました。
パイプハンガーは、お風呂のハンガーのように取り外しが簡単にできます。

影で見ずらいですがこんな感じです

売買仲介の成立は購入を決めたお客様が、自分の好みに合わせたリフォームを行いますが、買取再販事業においては、事業者(売主)が、お客様が決まらないのに、リフォームを行う点が大きく異なります。
なので、とんがったリフォームは難しく、万人受けする、平均点的なリフォームになりがちです。
事業者は何か個性をとアクセントクロスや色で考えがちですが、仇になることも多く、売買仲介、買取事業どちらの経験値を持つ当社としても悩みどころです。

ここが一番難しい。

最近多いのが、和室を残すか、洋室に変えてしまうかの議論。
殆どの買取再販業者は、LDの横にある和室は、洋室に変更し、引き戸を付けて、閉めれば洋室、開ければLDとして使えるようこれもまた、折衷案になりがちです。
もちろん、和室のままであればその分リフォーム費用が掛からず、安くも提供できるのですが。

キッチンやお風呂、洗面も綺麗に使われていながら、”新品”にする為、交換されることが殆どです。
なので、結局オーバースペックとなり、売価に反映されてしまいます。
100万安ければ、キッチンなんてこんなに綺麗なんだから全然大丈夫と言われる方もいらっしゃるかと思います。

この辺の顧客ニーズとのミスマッチング、当社の買取再販事業に生かしていけないかと思案中です。

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