今日は朝から決済・引き渡しの為、9:30に横浜の売主担当の仲介業者事務所へ。
通常、住宅ローンを組みお客様は、借入銀行が銀行内の打ち合わせブースを貸してくれるのですが、今回の買主様は、
現金購入。
その為、今回は、まずは仲介会社の事務所に、売主、買主、司法書士、仲介会社の担当が集まり、火災保険の申込み、
登記に必要な書類の記入を行い、買主様が出金するみずほ銀行横はめき前支店へ移動し、振込と出金手続きを行うこと
になります。
こういった、銀行での決済、恐らく1000回以上経験してきましたが、決済は売買契約と違い、事前準備が命、準備がしっかりできていれば、通常問題なく終了します。
一番気をつけることは、売主様、買主様の忘れ物です。特に売主様の権利証の忘れものは、数年前まではどうしようもなく、取りに帰るしか有りませんでした。
今は、権利証が紛失等でない場合は、それに代わる手続として「資格者代理人の本人確認情報」という手続が用意されております。これは、所有権移転登記を申請する司法書士が登記義務者に直接面談し、本人確認資料の原本の提示を受け、コピーをとり、所有権者本人に間違いないか質疑応答をして、それを本人確認情報という形でまとめあげ権利証の代わりに添付して登記申請をするというものです。
売買仲介を経験されている方は、1度や2度位、経験ないでしょうか、
「売主様、お持ちいただいた権利証を」(仲介担当者)
「あ、これですね」(売主様)
売主様が、自信満々に、”登記簿謄本”を出されて、青ざめたこと。💦
余談ですが、横浜駅周辺のメガバンクの支店名は、横浜支店ではなく、横浜駅前支店、横浜駅東・西口支店になっています。
各銀行の横浜支店は無いのかと言うと、各メガバンクの横浜支店は、関内の海側に集中して有ります。
元々、横浜の中心地は、綿花の貿易の中心であった、関内から横浜港でした。その名残です。
抹消先や、融資実行店を横浜駅前支店に横浜支店と間違い、行ってしまって冷汗をかいたことが何度か有り
ました。
横浜支店と横浜駅前支店の間違い、不動産屋あるあるです。
コロナの人流抑制でしょうか、みずほ銀行横浜駅前支店は、1階はシャッターが下り入れなくなっていました。
今回の物元業者の担当者は、某大手仲介会社の新卒の女性でした。
夜に、本日のお礼と今後の活躍のエールメールを入れたところ、こんな返信を頂きました。
こちらこそ本日は有難うございました。
4月から新卒も入ってきたのですが、未だ私自身が分からないことの方が多い状態ですので、
頼れる先輩の姿に少しでも近づけるようこの1年でさらに成長できるように頑張ります。
夏山さんとお客様とのやり取りの中で勉強になる点が多々ございました。
是非また近くでお仕事をを拝見させて頂きたいと思いますので、今後もまたお取引が出来る
機会があれば幸いです。
まだまだ未熟ですが、引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
宅建をお持ちでなかったので、私が重要事項説明書を買主様に説明させていただいたのですが、その隣で彼女は
必死でメモを取っていたのが印象に残っています。
みんな同じです。沢山取引して、沢山失敗して、お客様に私も育てられて来ました。
初心を思い出させてくれた新卒担当者さん、今回の取引、お客様も相手の仲介会社も喜んで頂き、良い取引でした!