本日は、定休日でしたが、「住宅確保要配慮者住居支援セミナー」に参加の為、みなとみらいへ。
高齢者、身体障害者、生活保護者、刑務所からの出所者、DV被害者、精神障害者等、住宅を借りたくても、借りにくい方への支援として、横浜市、福祉施設、不動産会社が協力し支援を行っていこうという団体のセミナーです。
以前、【ザ・ノンフィクション】という番組で「無理とは言わない不動産屋」とのタイトルで、この不動産会社の社長を知り、「すごいなこの不動産屋」と思ってたのがきっかけでしたが、今回のセミナーでこの社長の講演が有る事を知り、急遽参加してみました。(横浜市内の不動産会社、アオバ住宅社代表齋藤瞳社長(http://www.aoba-jutakusha.jp/))
20名程の参加者でしたが、横浜刑務所福祉課、孤児院関係者、福祉団体、横浜市住宅政策課等、今まで私が出会うことの無かった方々が参加されていました。
アオバ住宅社代表齋藤瞳社長の講演で、自分のお客さんであった刑務所から出所された方へ社長自らのインタビューされた動画で、
生活保護受給手続きに役所へ行くと、「家を決めてから来てください。」と言われ、
不動産屋に行くと、「入居は生活保護受給が確定してから来てください。」と言われたそうです。
仕事を探すにも「住所」が無いと定職に就くこともできず、福祉関係からの紹介で、アオバ住宅さんを紹介されたそう
です。
他にも、物件の探しや入居後のトラブルの体験談、最近ではテレビに出た影響もあり、「2~3年後に借りたいと思うので、今から物件を紹介してほしい。」やら、「自宅まで迎えに来てもらえますか。」と、少し勘違いされた問い合わせも有りご苦労されているそうです。
何百という不動産売買に関わってきましたが、このセミナーに参加し、家を借りる事さえできず、困っている方がない方かこんなにいらっしゃるとは。
弊社でも賃貸も扱うようになってきましたが、こういった社会問題も見えてきます。
数字数字に追われたサラリーマンを卒業し、利益にならなくても、不動産の経験値が少しでも不動産で困っている人のお役になることが無いか模索中です。