買取再販は「何を買うか」よりも「誰から買うか」

先日、某仲介会社から「某所の物件、○〇○〇万円で買いませんか?」と、物件の紹介を頂きました。

築年数、間取り、立地と中々難しい案件でしたが、自社では難しいけれど、買えそうな心当たりの業者さんにご紹介。
現地を見て頂き、購入したいとなり、価格交渉が少しでもできないかと仲介担当者と調整してみると、
「媒介価格は○〇○〇万円より下の△△△△万円で取っているので、△△△△万円で纏まります。」との回答が。
買主にとっても得で、売主様も納得の満額取引、契約日を待つのみとなっていました。

そして、本日、担当からTELが。。。
「他社から、御社より高い××××万円で買付が入ってしまいました。💦」
買付金額は一旦纏まった金額の数百万上の金額で、更に、当初打診の有った○〇○〇万円を上回る金額です。

これ、理不尽ですが、”不動産買取あるある”です。

買取再販は、「何を買うか」よりも「誰から買うか」が大切だと思います。
「この担当者からの案件は間違いない。」と思える関係を大事にしています。
”間違いない”と言うのは利益が出るか出ないかでなく、
   ・相手の利益も考えている
   ・GIVE&TAKE、WINWINの商売の基本を理解されている
・情報の正確さ   
   ・纏まるストーリを描けている

最高額と並べばこちらを選んで頂ける事を2度再確認し、買主と再調整。
数十分後。。。
何とか他社の最高額の金額に買い上り、予定通りの契約に戻せました。💦
突如やって来た激動の約1時間で、1日仕事を終えた疲労感に近いものが。。。
買取再販、契約まで何が有るかわからず、このストレスに耐え続けるしかありません。

ただ、今回の顛末、俯瞰的に見ると誰も悪くありません。
買取再販を行って、そう思えるようになってきました。
仲介業者は、高く売りたい、安く買いたい、釣り合わせているのだから。
今回の情報元は1社でしたが、複数社一般媒介状態で同様の事が起これば間違いなく買えていませんでした。
ご縁・タイミング・運は、人との出会いと同じで、不動産売買には付き物です。
担当の方ともこの切れそうになったご縁を再度繋ぎとめる事が出来てよかったです。

かなり乖離のある価格幅でしたが、最後に買主側業者より、「夏山さんからの案件だから」と。
間違いなく、「誰から買うか」を大切にされている方だと思います。
「次もまた良い情報持ちします!」

こうゆうGIVE&TAKEの信頼関係造り、大切です。






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