不動産仲介は、”布石の仕事”

現在弊社取り扱っている不動産は、以下の4つの物件があります。
  ①弊社売り主買取再販物件
  ②売却依頼を頂いている仲介物件
  ③専任で賃貸募集依頼を頂いている賃貸物件
  ④賃貸管理物件   

扱う物件も様々なら、不動産を通じて出会う同業他社の担当者も、様々な方と出会います。
特に賃貸業務を始めてからは、賃貸担当者の「???」が多発。

広告においては、弊社がSUUMOで掲載している物件が、写真から間取りまで完コピーされて at home 掲載されていたり、中にはSUUMOに弊社に並んで掲載していたり。  
掲載業者にクレームの電話を入れると、
「すいません、間違って掲載しちゃったようです。。。」との回答。

「何をどう間違えたら、掲載しちゃうのですか?」
こちらも流石にここまでくると、戦意喪失。。。

昨日は、弊社物元の賃貸物件への申し込みを頂きましたが、担当者からこんなメールが。。。
「申込未記入欄の緊急連絡先は明日お客様よりご連絡頂く事になっております。
      ・・・・・中文省略・・・・・
 尚、私、明日はお休みを頂いておりますので宜しくお願い申し上げます。」

お休みの中、電話かメール来るものかと待ちましたが来ない。
ダメもとで保証会社へ審査出しましたが、案の定、緊急連絡先が無い為に「保留」回答。
客付け業者の店舗に電話を掛けても、本人と連絡取れないとのこと。
明日は、朝から終日予定が入っており、明後日はお互い定休日。

管理職をやっていたサラリーマンの頃、沢山の部下を見て来ましたが、”仕事の出来る人とできない人の差”は?

半歩先を見て仕事できる人、この先を予測しながら仕事をしている人だと思います。
足元しか見ていない人、多いです。

特に不動産売買は、”布石の仕事”とよく言われます。
布石を打てる営業マンは業績も良い。
そして何より、お客様とのトラブルが極端に少ない。

「布石」とは「布石を打つ」の言葉ですが、囲碁のから来ている言葉で、”将来に備えて行う手配り”と言う意味です。
  ・このお客様の性格上、こうなるから、今ここをしっかりと理解して頂こう
  ・休暇中に電話を取る方も掛けるのも嫌だから、先回りしてお客様にお電話しておこう
  ・お客様から電話が掛かって来る前に、先にお電話を入れよう
  ・この日が忙しくなるので、明日中にこれとこれを済ませておこう
  ・3か月後の業務成績の数字が立っていないので、今から3か月後に数字になるネタを集めよう
  ・このお客様は、ここを気にされるので、重点的に調査しておこう

月末になって「タコりそうだ」と慌てている営業マン、多いです。
特に売買仲介は、月末に気づいても、もはやどうする事もできません。
何とか月末最後に1件入れても、翌日から30日しか有りません。
先読み出来る人は、タコ(0)の月も有りません。
月初に契約を入れると、翌月末までの日数は60日で有ります。
なのでタコらない営業マンは、何年もタコらなくなって行きます。
先読みの数字の組み立て予測が出来るようになってくると、究極的には自分のボーナスまでコントロール出来るようになります。

物件の種類と数が増えてくると、初めて出会う仲介担当の種類も数も増えて来ます。
なので、こちらが布石を打つ事も増えてきました。。。

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