先日、不動産フランチャイズのセンチュリー21の本部から営業電話が有り、「お話だけでも」とのことでしたので、お話だけ聞いてみようと、本日、営業の方が来社されました。
不動産仲介業界の会話では、センチュリー21加盟店の仲介会社は、”センチュリー系”=地場業者と言われております。
そこの加盟の営業を自分が受けるとは思ってもいませんでした。
以下、なるほどと思った事を纏めてみました。
●世界中の不動産チェーンなので、アメリカ、中国、東南アジアにも同じ看板が有るそうで、投資物件購入客に多い中国の方
にも知名度高い。中国や東南アジアに支店を持っている日本の不動産業者も多いそうです。
●現在、加盟店数1000店舗、十数年間ずっと右肩上がりで増え続けている。
●売り上げ全国1位の常連は、相変わらず、横浜市西区の「日立ホーム」
●その昔、今上場しているオープンハウスもセンチュリーの加盟店。社長はずっと上場に目標をおいて経営されていて、売り
上げも全国上位の常連だったとのこと。
●黄色のブレザー本部指示で着用の義務は全くないとのこと。ただ、認知度が高いので、接客時の着用率賀は高いそうです。
●現在、加盟店で順調な会社の共通点は、売買も賃貸も物上げが上手く行っている不動産会社で、客付けしかできない会社は
業績が安定していない。
●ビデオリサーチが行った調査
不動産仲介での認知度、1位:三井のリハウス、2位東急リバブル、3位センチュリー21。
確かに顧客目線では、CMでの効果は大きく、フランチャイズかどうかは関係ない。
●購入反響を取るのに不動産会社の大小は顧客は意識していない。反面、売却反響は信頼度・知名度で選ぶのが顧客心理。
だから、看板が必要。
●以前ほど、TVCMへ広告宣伝費を投下していない。住宅購入の年齢レンジを下げる為、ユーチューブCMやSNS広告にシフッ
トしてきている。
●センチュリー21の本部は、宅建業の免許は持っていない。センチュリー21の買取やリースバックの広告を行っているが
案件が出れば、インテリックスに情報を渡し金額が纏まればその仲介を行っている。加盟店が自社で購入してももちろんOK
フランチャイズ加入の中小不動産会社も、大手仲介会社同様、物元になり手数料率を上げる事が売り上げUPの為の課題の様です。
不動産のフランチャイズは不要かなとは思いますが、事業を多角化していく上で不動産と関連するフランチャイズ加盟には非常に興味を持っており、来月もフランチャイズフェアに参加予定。
今日のお話も、中小の不動産会社の内情や工夫等が聞けて大変勉強になり、有意義な1時間半でした。
「試してみること」、続けて行きます。