急転直下のキャンセル、たまには凹む事も。。。

今朝は近々予定している契約の準備に取り掛かろうとしていると、契約予定のお客様からラインが。

「色々考えましたが、今回は白紙にして頂きたく、・・・(中略)・・・、噂通り非常に親身になって頂き、熱心に色々と動いて頂き大変感謝しております。」

数日前の打ち合わせ時にはには、住み替えにワクワクされていた様子で、そんなそぶりが全くありませんでした。
また、1か月以上に渡りお客様と打ち合わせを重ねておりました。

不動産業に就いて四半世紀。
営業所長時代には部下の契約や分かれ物件の相手の仲介会社からのキャンセルは、度々有りましたが、自分自身の直契約がキャンセルになったのは記憶にない位です。
私の経験上、部下や分かれ業者の急転直下のキャンセル理由の第一位は、親族の反対や意見が加わる事でのキャンセルです。

売買仲介は売主様が居て買主様の両社が居ますので、相手方にも大変な迷惑が掛かります。
なので、揺らいでいるお客様には、
 「お返事は今日で構いません。よくご検討いただいた後でご連絡ください。」
 「ご両親やご家族とご相談してから返答ください。」
等とお伝えし、石橋を叩いて契約を迎えるようにしております。

「お客様をガンガンに詰めて契約に至りました。」なんて、自慢げに言う営業マンが居ますが、このタイプは一番危険な営業マンで、お客様の意思判断は、営業マンのトークで変えれるものでは有りません。
仲介の基本は、お客様が間違った判断をしない様に、経験値に基づいた多くの選択肢や情報を提供することに尽きます。

お客様の心情を捉えるアンテナの感度は高い方ですが、今回は読み切れなかった。。。
キャンセルが残念では無く、何か事前にお客様に出来たことは無かったか、自虐的になり、凹みます。

ただ、契約が仕事の不動産仲介業、キャンセルは避けては通れない部分も有ります。

ま、悪いことが有れば、また良いことも有るでしょう!
むしろ、契約書類作る前でまだ良かった。

あと、1種間ほどで夏休み。
気を取り直して次の案件に向かいます!


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