リフォーム費用高騰と施工品質

今日の午前中は、販売物件の図面作成、ネット登録の事務作業。
買取再販は専任返しが多く、自社物件で有りながら、直接登録が出来ないものも多く一長一短です。

午後からは、終日外出。

まずは、神奈川区役所で税金還付の手続き。
不動産取得税は県税でした。

一定の諸条件は有りますが、300万円以上のリフォームを行い、建築士からの増改築証明書を添付して役所に出すと、買取再販時の物件の建物の不動産所得税の還付が受けられます。
その還付額も数十万。
数を重ねるとすごい金額になります。
ただ、役所仕事、いつものごとく、沢山の書類が必要でしたが5分で書類を提出し手続き終了。

次は、弊社保有物件のリフォーム進捗確認の為、某現場へ。

今回の物件は築32年。
賃貸ならばそのまま貸せるくらいの室内状況でしたが、フルリフォーム。
ようやく、キッチン、ユニットバスが入っていました。

細部を確認。
フルリフォームの場合、床や壁を閉じてしまうとダメ出し工事の後戻りが出来ません。
マンションの引き渡し後のリスクは給排水管。
築20年以上の配管は基本、弊社では全部新規配管に替えております。
配管は室内だけでなく、給湯器の根っこから変えないと意味ないのですが、きちんと交換されていました。
バルコニーの掃き出し部分の木部の斑にダメ出しテープを張り、今日のチェックは終了。

配管の付け根まで交換済み、給湯器も新品交換予定
専有部分配管交換済み

それにしても、リフォーム費用、リフォーム依頼を出す度に上がっています。
ホント自社だけボラれているのではないかと思うくらいです。
社長仲間に相談すると、
「夏山さんとこ、まだ全然安いですよ、うちは同じ広さで○○〇万円ですよ!」
「自分だけ、ボラれているんじゃないかとる思う事、私も思うことが有りますよ。(笑)」と。
90㎡前後の広さになると、一昔前なら下手すりゃ家1件建てられる位の金額になります。

建売業者も、建築費高騰で採算が見込めず、建売でなく土地売りで出している物件が増えて来てます。
昨年、一昨年は、便器、給湯器不足で物が入らない時期が有り、引き渡すにも引き渡せない物件が多発しておりました。
契約書に、「決済後、給湯器は入荷次第交換します。」盛り込まれた契約も何度か行いました。
が、今年は物は入るが、価格高騰。
条件は他社も一緒、まだ物が入って来て引き渡しの目途が立つだけでもましですね。

先日、札幌の商業ビルの建築中に工期を急ぐあまり施工不良をごまかし、建て直すという大きなニュースが有りました。
建築費高騰の中ですが、弊社では、必要なところにはお金を充分掛け、手抜きのコストダウンは一切妥協せず、現場管理を売主自ら定期的に行い、品質管理を行っておりますのでご安心ください!

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