先日、弊社の仲介でご契約した横浜某所の分譲地。
契約条件で、引き渡しまでに売主の負担にて隣地との境界明示を行う事が契約条件で、契約後直ぐに測量士が測量作業に入りましたが、隣地立ち合いでお隣の1件と見解が合わずに時間が掛かっています。
赤が測量上の境界ラインに対し、青が隣地の方の主張する境界ライン。
斜面地の多い横浜、横須賀では特に、出くわすことが多い境界あるあるです。
現況擁壁は間知石。
この際の対応は、隣地の測量を行わせて頂き、赤のラインでも土地が減少していないこと、公簿面積に近い事を確認して頂き、ご理解を得るのが定石ですが、測量すらさせて頂けない様子とのこと。
幸い、売買対象地の土地面積が大きかったので、青のラインで多少面積が減少しても構わないと買主様から了承を得れましたが、登記簿と減少面積の差が公差以上となり、次の問題として地積公正が必要となりました。
地積公正を行うには、確定測量が必要となり、今回の物件の前面道路は未査定。
なので、今回の測量、道路査定→確定測量→地積更正と、想定外の作業に、時間を要することに。。。
当事者以外の第三者の協力が必要な土地売買。
特に斜面地の多い横浜では予想外の事が起きがちです。
今回幸いにも、”時間が少し掛かる”だけで、致命的な問題ではなく、引き渡しまであと少しです。